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2008年10月18日

手話教室

【アルバム】>手話教室




今日は、玄海町社会福祉協議会が主催した「手話教室」でした。

さて、私たちは目が見え、耳が聞こえ、それを通じて言葉を交わしています。どちらかというと耳に頼る場合が多いように感じます。もし耳が聞こえなかったら、文字だけで伝えるしかありません。あきらめて話さなくなるのかもしれません。生まれつき、あるいは何らかの病気や事故で聞く力を奪われた方がたくさんいます。そんな人たちの「話すことをあきらめない気持ち」が、手話を育んできたように思います。手話にはふれあいへの切実さや、言葉の尊さが満ちているように感じます。

私たちが日頃使い慣れていない言葉。例えば英語を学んで、外国の人に通じた時は嬉しいものです。今まで分かり合えなかった人とつながる瞬間は、感動的です。今日の手話教室は、そんな感動に彩られていたように思います。

講師は、吉田さんと富永さん。吉田さんは手話を日常語として使っている立場から、富永さんは吉田さんのような方と、私たちをつなぐ立場でお越しくださいました。

まずは挨拶の言葉。次に、手話を使った「あいうえお」。それを使って、自己紹介の練習もしました。そして、歌。まんが日本昔話でおなじみの「人間ていいな」を、手話で合唱しました。みんなの覚えの良さと、元気に歌う姿に講師のお二人も嬉しそうでした。

その後、吉田さんの話。耳が聞こえない事での悲しい体験も、お聞かせくださいました。知識不足、理解不足から来る周囲の偏見。そのお話を聞いて、胸が締め付けられる思いでした。そして、お話を聞く子供たちの目は真剣でした。

最後にお二人からのお願い。

吉田さんからのお願い

「耳の聞こえない人に会ったら、勇気を出して、今日覚えた手話を使ってください。」

富永さんからのお願い

「今日みなさんに配ったもの(使った資料)は、お家に持って帰ってみんなで見てください。そして、今日お勉強したことを話してください。」

「10分でもいいですから、いつも見ているテレビ番組の音を消して観てください。そして、耳が聞こえない人がどんなふうなのか体験してください。」

手話教室が終わり、何人かの子供たちが「また手話教室に来るね。」とか、「楽しかったぁ。」と言いに来ました。終わってもしばらく、手話で自分の名前を繰り返している子も。そして口には出さないまでも、どの子も楽しさの余韻を残していました。正直、はじめは乗る気じゃなかった子供たちでした。やはり、講師の方達のお気持ちが、子供達を大きく動かしたのでしょうか。

こういった催しに参加することは、子供達が大人になっていく中で大切なことを教えてくれる。改めてそう思った「手話教室」でした。

吉田さんは、来春2月にお子さんを出産されるそうです。どうぞ、元気な赤ちゃんを産んでくださいね。子供達と一緒に祈っています。



峰禎宏&平田義信
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Posted by さくら児童館 at 20:10│Comments(0)イベント
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