ただいま、ブログの一部の画像が
表示されない不具合が起きています。
順次、対応していきますので、しばらく
お待ちください。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
 

Posted by さがファンブログ事務局 at
 

2009年08月04日

人権講話 ~「西鉄バスジャック事件」~

町の教育課の取り組みで、児童館で「人権講話」が行われました。集まった子ども達は、27人。生憎、これまた町の取り組みで、6年生は韓国に行って留守。5年生以下の子ども達で、お話を聞くことになりました。

わかりにくい道。お話をして下さる山口さんにも、地図だけではわかりにくかったようです。それでも、早めにお越しいただけました。佐賀市からの遠い道のり、本当にありがとうございました。

山口由美子さん。「西鉄バスジャック事件」で、被害に遭われた方です。低学年には少々難しかったようですが、さすがは上級生。4、5年生は真剣に聞いていました。それでも、ご用意いただいていた絵本の読み聞かせを取り入れられ、低学年の子も楽しみながらお話が伺えたようです。

子ども達のために、いろいろお考えいただいたようです。本当に感謝です。

山口さんは、あの事件依頼、親の会「ほっとケーキ」や子どもの居場所「ハッピービバーグ」、もちろんいろんなところでの講演などを通じて、子どもの居場所作りのためにご活躍されています。私たちの立場からは、「お骨折りいただいている」と申し上げた方が適切かもしれません。

自分だったら、少年に恨みしか持てないかもしれない。お話を伺いながら、私はそう思いました。命の危険にさらされながら、他人のこと、ましてや加害者に対して思いやれるだろうか、と思いました。
山口さんの本来の強さもあるのでしょうが、「母は強し」という言葉が浮かびました。

子ども達は何を感じてくれたでしょうか?

私たち大人の歩いてきた道を、子ども達は初めての道として歩んでいます。危険から防いであげられるのは、私たち大人しかないのかもしれません。そういった意味では、お家の方にも来ていただきたかったのですが、何せ平日の催しだったので仕方ありません。

最後になりましたが、このような貴重な時間を与えて下さった山口さん、町の教育課、そして前田係長と古舘主査に心より感謝申し上げます。

【人権講話 ~「西鉄バスジャック事件」~】


読み聞かせの中に、「そのままの あなたが 大好きよ。」と、お母さんが子どもに語りかけるお話がありました。

全てをそのまま愛することの出来る強さ。その強さが子どもには何よりの支えなのでしょうね。 

Posted by さくら児童館 at 16:51Comments(0)イベント